大会名: NISSAN UCI MOUNTAIN BIKE WORLD CUP#2
場所:スイス・シャンペリー
日時:2007年6月6〜10日
順位:DH4位、4X4位
バイク:SOCOM(DH), Spider(4X)
タイヤ:前後INTENSE Spike2.25(ダウンヒル)
ワールドカップ第2戦は、スイス・シャンペリーで開催されました。
ここシャンペリーでのワールドカップは初開催ですが、BIKEPARK.CHというヨーロッパでは有名なバイクパークがある場所です。
そして、今回のコースは急斜面でハードなコースになるだろうという噂がシーズン初めからあり、個人的に楽しみにしていたレースでした。
<4X>
今回のコースは、前半がロックセクションとちょっとタイトなコーナーがあり、マウンテンバイクらしい感じで、後半は大きなのテーブルトップジャンプとリズ
ムセクションとBMXな感じで、緩やかな斜度の場所に作られていたので、前回のスペイン大会ほど難しくありませんでした。
しかし、毎日4Xの試走時間になると雨が降り始め、路面はかなり滑りやすかったので、ある意味難しかったです。
ダウンヒルが朝から夕方まであり、それから4Xの試走だったので、疲れてあまり試走出来ませんでしたが、難しいジャンプやポイントがなかったので、助かりました。
・予選
ミスはなかったのですが、コース途中からメカトラブルでトップギア(一番重いギア)に入ったままになってしまいました。
そして、後半になるにつれて漕ぎが多くなっていたので、ちょっと大変でしたが、なんとか5位でゴール。
*予選結果*
1位ジル・キントナー
2位レイチェル・セドー
3位フィオン・グリフィス
4位アネケ・べーテン
5位末政実緒
・決勝
セミファイナルからのスタートでした。
第1ヒートは予選1位のジル・キントナー選手、予選4位のアネケ・ベーテン選手、予選8位のダイアナ・マクグラフ選手との対戦でした。
キントナー選手とべーテン選手がひとまず前に出ると思い、後ろから様子を見ることにしました。
そして、スタートすると思った通りの展開だったので、出来るだけ近づき(クラッシュに巻き込まれない程度に)抜けるポイントまで待ちました。
抜けるポイントでは、前を走るべーテン選手がメインラインを走ったので、その瞬間インラインに入りパスに成功。
その後のジャンプで飛んだ瞬間リアタイヤが滑り、あわや転倒かと思いましたが、なんとか持ちこたえそのまま2位でゴールし、無事決勝に進出しました。
ファイナルは、予選1位のジル・キントナー選手、2位のレイチェル・セドー選手、3位のフィオン・グリフィス選手との対戦でした。
予選5位の私にはレーンの選択権がなく、前に出にくいレーンだったので、また後ろから様子を見て抜く作戦に出ました。
しかし、前を走るグリフィス選手が私が抜こうかと思うポイントで毎回タイヤを滑らしこけそうになっていて、抜くに抜けずにゴールし、決勝は4位でした。
ワールドカップは5位までが表彰台なので、今回は久しぶりに表彰台に立つことが出来ました。
*決勝結果*
1位ジル・キントナー
2位レイチェル・セドー
3位フィオン・グリフィス
4位末政実緒
<ダウンヒル>
噂どおり、ものすごく急斜面のシングルトラックが延々と続くコースでした。
コース全長は1.6kmしかないのですが、急斜面のシングルトラック+滑りやすい路面なので、ものすごく長くハードに感じました。
例えて言うなら、日本の瀬女高原のシングルトラック通称『ブナ林』が永延と続く感じです。
ものすごくハードなコースですが、漕ぐ場所はあまりなく、テクニックが求められるコースなので、トライアル出身の私には好都合なコースでした。
練習1日目、コースにだんだんと慣れてきてスピードが上がってきたとき、フロントタイヤを思いっきり滑り前転し、少し手首を痛めてしまいましたが、翌日走るには影響はなく、レース当日には痛みはなくなっていたので、良かったです。
レース当日、雨が降りコースはヌタヌタドロドロのコンディションに。
しかし、日本のレースでヌタヌタドロドロのコンディションに慣れているので、意外と普通に走ることが出来ました。
<予選>
朝の試走よりはコンディションはマシになりましたが、まだかなり滑りやすい状況でした。
このコース、転倒するとコースアウトしてしまうところばかりなので、ある程度抑えてこけないように走った方が良いと思い、ひとまずこけないように安定した走りを心がけました。
コースを走っている途中、このペースはかなり遅いのでは?という不安はありましたが、ほとんどの選手が泥に足下を取られこけていたようで、安定した走りが出来た私、ゴールすると予選2位でした!
*予選結果*
1位サブリナ・ジョニエ
2位末政実緒
3位エミリー・ラゴー
4位スカーレット・ハーゲン
5位トレーシー・ハナー
<決勝>
午後からの決勝、だんだんとコースは乾き始めてきているようで、予選のようなコンディションの方が私にとっては有利だったので、ちょっと残念でした。
コースが乾いている所は、ちょっとペースを上げて走る事にしましたが、こけると思った場面がたくさんあり、後半腕がだるくなってきて、これ以上危なっかし
い走りをすると絶対にこけてしまうと思い、少しスローダウン。それがタイムにかなり影響してしまったようで、決勝は4位でゴール。
予選から2位順位を落としてしまいましたが、ワールドカップでは初めての表彰台です。
*決勝結果*
1位マリエル・サナー
2位エミリー・ラゴー
3位サブリナ・ジョニエ
4位末政実緒
5位トレーシー・ハナー
ワールドカップ・ダウンヒルでは一度も表彰台に立ったことがなかったのですが、今回ようやく立つことが出来、しかも4Xと両方だったので結果は4位でも嬉しいです。
そして、ワールドカップ史上最もハードなコースでの4位なので、自分のテクニックに自信を持てるようになりました。
その反面、自分に足りない物もはっきり見えたような気がします。
今回のようにテクニック重視で、漕ぎが少ない所で良い成績と言うことは、体力面がまだまだ足りていないのだと感じました。
そして、ゴールまで自分の持っているテクニックを出し切るにも、体力が必要なのだと実感しました。
今回のレースで色んなことを学べたし、自信も付いたレースで本当に良いレースだったと思います。
この調子で壁をまた一つ完全に越えられるように、頑張りたいと思います。
Team FUNFANCY/INTENSE
末政実緒
やったの~~この感じで楽しみにしてるよ!
でもあの下りは動画でみたけど、歩いて下れんね~
私には無理だな~~
怪我せんように にゃ~
投稿情報: kpf | 2007年6 月13日 (水) 14:52
あのコース、歩いて下りる方が難しかったです(苦笑)
投稿情報: mio | 2007年6 月14日 (木) 16:59