大会名:NISSAN UCI MOUNTAIN BIKE WORLD CUP
場所:スコットランド・フォートウィリアム
日時:2008年6月6日-6月8日
順位:4X6位、DH4位
バイク:4X: INTENSE Spider, DH: INTENSE M6
タイヤ:4X: INTENSE CC(F), INTENSE SYSTEM2(R) DH: INTENSE Edge(F,R)
2002年から毎年ワールドカップが開催されている(昨年は世界選手権)スコットランド・フォートウィリアムで、今年もワールドカップ第3戦が開催されました。
ここスコットランドと言えば、毎年雨、そして寒いイメージがありますが、今年は天候に恵まれ晴天の中レースが行われました。
・4X
昨年の世界選手権と同じコースで、スタート直後に直線のリズムセクションがあり、その後第1コーナーが二手に分かれていて、すぐに合流。そして、タイトなコーナーを抜けるとヘアピンコーナー、ドロップオフがあり、ジャンプが数カ所越えてゴール。斜度はなだらかで、難易度的にはそれほど難しいコースではありませんでした。
昨年と同じなので、ほとんどコースを覚えていたし、どのレーンが自分に合っているかももう分かっていたので、軽く試走を済ませてレースに挑みました。
(予選)
全体的にスムーズな走りが出来て予選は2位で通過しました。
1位メリッサ・ビョウ
2位末政実緒
3位フィオン・グリフィス
(決勝)
第1ヒート、スタートするレーンの位置は予選の速い者順で選ぶことが出来、私は一番最初に選ぶことが出来ました。通常、レーンは第1コーナーのイン側に入れる位置が一番良いとされていますが、このコースはイン側とアウト側と二手に分かれていて、イン側のラインを走るよりライダーとの接触の少ないアウト側(少し遠回り)のバームを使う方が私の場合速い気がしたので、あえてアウト側に入りやすいレーンを選びました。
すごくいいスタートが切れ、第1コーナーのバームまで勢い良く走れ、その後イン側ラインとの合流もスムーズに出来て、トップに入ることが出来ました。
その後もミスなく走れ、ひとまず第1ヒートを一番手で勝ち抜けました。
準決勝ヒート、第1ヒートとは対照的にスタートが少し出遅れた感があり、必死に出遅れた分取り戻そうと走っていると、リアタイヤをパンクさせてしまっていて、準決勝を勝ち抜くことが出来ませんでした。
その後の順位決定戦では、チェコのBMXライダーにスタートで一歩前に出られてしまい、その後ヘアピンコーナーでインから抜きにかかろうとしましたが、一歩及ばず順位決定戦は2番手で、今回の4Xは6位で終えました。
1位ヤナ・ホラコバ
2位レイチェル・セドュー
3位アネケ・ベーテン
6位末政実緒
・ダウンヒル
4Xコースと同じく昨年の世界選手権コースとほぼ同じしたが、最後のジャンプセクションの入りだけ少し変更されていました。
コースは2.8Kmと長めで、前半はハイスピードセクションが続き、後半はシングルトラック、最後はほぼ平地のジャンプセクションと体力勝負のタフなコースです。
前半のハイスピードセクションは毎年荒れていて、腕が強烈に疲れるコースなので、極力試走は控えるようにしました。
幸いコースはほとんど覚えていたので、必死になってコースを試走をする必要はなく、天気も良くコースコンディションも良かったので、良いコンディションでレースを迎えることが出来ました。
(予選)
スタートして少し走った所あたりから、赤旗が振られているのに気がつきました。しかし、止まれと言っているようには見えなかったので走り続けました。
すると、シングルトラック入り口で前の選手数名が止まっていて、私も止まらずを得ませんでした。
イマイチ状況が把握出来ないままとりあえず前の選手に続いて流して下りました。
ゴール後、再スタートするのかチームマネージャーがUCIに聞いた所、トップ10の選手は予選シード権があるから必要はないとの回答で、とりあえずピットに戻ってとマネージャーに言われ戻ったのですが、なんとなく気になったのでゴール地点にもう一度行ってみると、他のライダーは再スタートしていました。
何となく損した気分でしたが、体力温存と思い決勝に備えました。
ちなみに、スタートリストを見るまで、ちゃんと自分が決勝走れるのか少し心配でしたが、予選はなんと20位でシード権を使わなくても通過していたので、ホッとしました。
1位トレーシー・モーズリー
2位サブリナ・ジョニエ
3位エミリー・ラゴー
20位末政実緒
(決勝)
予選20位だったので1番スタートでした。
前半はちょっと突っ込み過ぎてコーナー出口で少し失速している感があったり、転倒しそうな場面はありましたが、大きなミスもなく最後のジャンプセクションまでやってきました。
ジャンプセクションでは体力が底をつきてしまい、ペダルは漕いでいるもののパワーがなく、ジャンプが飛び切れずスピードが全然乗ってなかったのですが、とにかく無我夢中でペダルを漕いでゴール。
予選タイムが参考にならなかったので、自分がどんなタイムなのかゴールするまで想像つかなかったのですが、思ったよりはタイムが良く最終的には4位でダウンヒルを終えました。
1位トレーシー・モーズリー
2位サブリナ・ジョニエ
3位レイチェル・アサートン
4位末政実緒
4Xではパンクと不運でしたが、これもレースなので次はパンクさせないように気を付けたいと思います。
ダウンヒルは、第1戦、第2戦とあまり良い成績ではなく、ちょっと不安になっていたのですが、今回のレースではやっと走りが安定してきて、自分らしい走りが出来るようになった気がします。
そして、まだまだパワー不足ではありますが、昨年の世界選手権に比べると自分の成長が少し見られたので、とても良いレースでした。
ワールドカップ自己最高位の4位ではありますが、これに満足することなくもっと上を目指したいと思います。
来週はイタリアにて世界選手権があります。
だんだんと調子も上がってきたので、全力で頑張りたいと思います。
応援よろしくお願い致します。
MS-INTENSE Factory Racing Team/FunFancy
末政実緒
ここがパンクしたところですか、
調子良かっただけに悔しいですね。
イタリア戦も頑張ってくださいね!!
楽しみにしています!。
投稿情報: 浅沼っす | 2008年6 月14日 (土) 22:40
いつもレースリポートが細かく書いてあって実緒さんのレースシーンが目に浮かぶようです(^o^)
ワールドカップ自己最高位の4位もおめでとう御座います\(◎o◎)/
小柄なのに素早くハイテクな実緒さん!
やっぱ凄いです(≧∀≦)
次のイタリア戦も頑張れっ!!!
♪(・c_,・。)o"エイ(・c_,・。)o"エイ(>c_,<。)/オゥ!!
投稿情報: 熊本のmt-biker☆ | 2008年6 月15日 (日) 10:56