大会名:NISSAN UCI MOUNTAIN BIKE WORLD CUP#5
場所:カナダ・ブロモント
日時:2008年7月30-8月1日
順位:DH7位、4X3位
バイク:INTENSE M6(DH), INTENSE Spider(4X)
タイヤ:DH: INTENSE FROlite DH2.35(F), Edge2.35(R) 4X: INTENSE SYSTEM5(F,R)
第4戦モンサンタン大会から車で3時間弱、第5戦の開催地ケベック州ブロモントにやってきました。
ブロモントでのワールドカップは1999年以来と約10年振りの開催でした。
<ダウンヒル>
コースは全長1.5Km。山が小さいので長いコースではないものの、前半は緩斜面のシングルトラックや大きなドロップオフがあり、中盤には泥と岩盤の急斜面シングルトラック、後半はバームやジャンプがあり、最後のジャンプはかなり大きなものでした。しかし、迂回路を走るのとジャンプを飛ぶのではかなりタイムが変わってくるので、ジャンプが飛べるか飛べないかが一つの大きなポイントとなりました。
試走1日目、朝から大雨と雷で予定時間から2,3時間遅れでスタートしました。
雨でコースは中盤のシングルトラックは泥で路面はぬかるんでいましたが、前半、後半部分は普段バイクパークのコースとして使われているようで、富士見パノラマのような感じで路面は固く少し滑りやすいぐらいでした。
前半のドロップオフはランディングが柔らかすぎるため、試走が終わる1時間前までクローズされていましたが、ラスト1本走りに行ったときにちょうど開いていて、問題なく飛べました。
最後のジャンプは男子は飛んでいましたが、女子は1日目一人がチャレンジしたのみでした。
2日目は絶対にジャンプを飛ぼうと決めました。しかし、かなり大きく失敗した時のダメージもかなり大きくなりそうだったので、なかなか覚悟が決められずにいましたが、他のライダーも同様でした。
試走を3本終え、4本目でやっと覚悟を決めました。チームメイトのJDに前を走ってもらい付いて飛びましたが、少しスピードが足りずバックサイドの手前で着地して、反動で転倒しそうになりましたが、なんとか耐えることが出来ました。その後一人でも飛べて、女子の中では早いうちに飛べました。それを見たり聞いたりした他の女子ライダー、その後数名のライダーが飛び始めましたのは言うまでもなく。
・予選
途中キャンバーでスリップダウンしてしまい転倒。その後もドロップオフの手前でフロントタイヤが滑り転倒はしなかったものの、スピードが足りず迂回路へ行かざるを得なくなりました。
しかし、最後のジャンプはほぼ完璧にクリア出来し、予選は5位で通過。
1位エミリー・ラゴー 3:15.40
2位トレーシー・モーズリー +4.79
3位レイチェル・アサートン +6.29
4位サブリナ・ジョニエ +7.88
5位末政実緒 +15.34
・決勝
女子決勝が始まると同時に雨がパラパラと降り始めました。
スタートはトップ5から3分間隔になるため、私の前のライダーがスタートしてから3分間あいてましたが、雨がパラパラと降っているのを見ていると、今すぐにもスタートした気持ちでした。
そんなに雨は降っていないのでまだ滑らないかと思いきや、思ったより滑る感覚がしてペースが落ち、走りのリズムまで狂ってしまいました。後半このままじゃダメだと思いペースを上げようと思ったものの、滑る路面に足下を取られて攻め切れずにゴール。予選より順位を落としてしまい7位でゴールしました。
1位レイチェル・アサートン 3:14.35
2位サブリナ・ジョニエ +2.29
3位トレーシー・モーズリー +3.33
4位エミリー・ラゴー +3.80
5位フロリアン・プジン +10.91
7位末政実緒 +20.43
<4X>
コースは470mと4Xコースにしては長く、スタートしてしばらく直線のリズムジャンプセクションが続き、コーナー、ロックセクションなどダウンヒル的な要素が続き、後半はジャンプがありましたが、プロセクションと呼ばれる大きなジャンプは助走が短く、女子は全員が横の小さなジャンプセクションを飛びました。
1日目の試走は途中から大雨が降り、1,2本走った所でキャンセルになりました。2日目は予定通り試走がありましたが、路面が少し柔らかくコーナーには轍が出来て、少しダウンヒルコースのようになっていました。
・予選
路面が柔らかいのであまり速く走れている感じがしなかったのですが、漕げる所は出来るだけ早めに漕ぎだして、滑りやすいコーナーはちょっと注意して走り、予選はなんと1位で通過しました。
1位末政実緒
2位アネケ・ベーテン
3位アニタ・モルチェック
4位フィオン・グリフィス
5位キャロライン・ブキャナン
・決勝
セミファイナルからのスタートでした。
セミファイナルは、予選4位のフィオン・グリフィス選手、5位キャロライン・ブキャナン選手、8位のネヴェン・ステインメッツ選手との対戦でした。
ブキャナン選手はBMXからきているのでスタートが練習から早く、前に出てくるだろうなと予想していました。スタートして予想通りブキャナン選手が前に出てきたので、その後ろに付きました。
中盤のダウンヒルセクションではブキャナン選手はあまり得意ではないようでペースが遅く詰まり、私の後ろを走っていたグリフィス選手も詰まり私の後輪とグリフィス選手の前輪が当たるハプニングがありましたが、無事決勝に進出しました。
決勝は、予選2位のアネケ・ベーテン選手、3位のモルチェック選手、5位のブキャナン選手との対戦でした。
案の定、スタートで出遅れ前3人を追いかける形となりました。
なかなか抜くポイントがなかったので、後ろからずっとチャンスをうかがいながら走っていました。プロセクションの横のジャンプを飛び、その後右コーナーで前のブキャナン選手がアウトにいったので、その瞬間インに入りパスに成功。その後、モルチェック選手に追いつこうと必死にジャンプをこなし、漕ぎましたがブキャナン選手とモルチェック選手の間が少し空いていたので、追いつけず3位でゴールしました。
今年4X3回目の表彰台です。
ダウンヒルは、滑る路面でいかに攻めれるかが今後の課題です。ドライでは以前より攻める走りは出来るようになったものの、滑る路面ではまだまだこけないように走ってしまい、攻めとはほど遠い走りになってしまっているので、こけず尚かつ攻める走りが出来るように、もっと滑る路面での練習したいと思います。
4Xは今回初めて予選1位になり、自信になりました。そして、スタートゲートさえ速くなれば1位も遠くはないなと思える今回のレースでした。
次は、今週末に富士見パノラマで開催される4Xチャンピオンシップです。
日本では数少ない4Xレース、ワールドカップで鍛えられた4Xの技術を十分に発揮出来るよう頑張ります。
MS-INTENSE FACTORY RACING/FUNFANCY
末政実緒
上の写真
想像できないコースです。
岩盤?
ウエットは嫌ですねえ。
投稿情報: 浅沼っす | 2008年8 月10日 (日) 00:09
あの~トライアル?
投稿情報: もとあき | 2008年8 月10日 (日) 21:28