ウィングヒルズ大会のレースレポートですが、今回のレースに関して私を含め女子ライダーが感じたことを書いています。
最後まで読んでもらえるとうれしいです。
大会名:ジャパンシリーズ第3戦
場所:岐阜県ウィングヒルズ白鳥
日時:2007年8月18−19日
順位:4位
バイク:INTENSE SOCOM
タイヤ:INTENSE DH2.5(F), INTENSE Edge2.35(R)
ジャパンシリーズ第3戦はウィングヒルズ白鳥で開催されました。
今回、事前に男子エリートのコースと女子エリート、男子エキスパート、スポーツクラスのコースが別だと聞いていました。
コース試走に行ってみると、確かにエリート男子とは全く違う所を走り、しかも一般クラスと同じコースを走ることになりました。
コースは、緩斜面のジープ道のみ。上から下まで全く変化がなく、ただコーナーとストレートが続くのみで、エリート女子に関しては日本最高峰のレースとは思えないコースでした。
そして、コースの難易度が低いため、タイム差のつきにくいコースでもありました。
<予選>
スタート直前から雷警報が発令したため、スタートが40分ほど遅れるハプニングがありました。
今後の天候によってはもしかすると予選のみになってしまうのでは?と言う話しがあったので、その心構えで走ることにしましたが、いまいちプッシュ出来ずスッキリしない予選でしたが、ひとまず1位で通過しました。
*予選結果*
1位末政実緒 4:20.69
2位猪俣浩子 +1.78
3位飯塚朋子 +6.75
4位渡辺キャリー +9.09
5位佐藤百江 +13.54
予選後天気は安定し、決勝が行われました。
予選のスッキリしない走りが自分の中では納得いかなかったので、決勝では攻めていくことにしました。
前半は順調に走っていたのですが、コース中盤でリアタイヤのパンクに気付き、オフキャンバーのコーナーはとりあえずリアタイヤが流れてしまわないように走りましたが、その後のバームでタイヤの空気が抜けきってしまい、タイヤが左右に振れ始めました。とにかくバームでは必死に耐えて、こけずにはいましたが、その後フラットな漕ぎセクションではタイヤが左右に振れて漕いでも漕いでも進まない状態でした。
やっと漕ぎセクションを終え、ゴールまでたどり着いたのですが、だいぶタイムロスをしたようでトップと3秒差の4位でした。
*決勝結果*
1位渡辺キャリー 4:22.81
2位猪俣浩子 +0.45
3位飯塚朋子 +2.49
4位末政実緒 +3.14
5位中川ヒロカ +4.88
今回は、パンク、差のつきにくいコースと色々悪いことが重なってしまいましたが、まずはパンクさせてしまったことを反省したいと思います。
そして、大事な世界選手権も控えているので、早く気持ちを切り替えていきたいと思います。
*****
ところで、今回はコースのことや進行のことで、終始納得のいかないレースでした。
今回に関しては、コースをたくさん作ることが出来なかったり、男子のレベルを上げる為のレイアウトで、雨が降った際にはコースが渋滞になってしまうからなど、コースデザイナー側の言い分が色々あり、今回に関しては仕方がないことなのかなとは思いますが、今後はこういった男女別々のコース、そして一般クラスと同じコースはやめてもらいたいです。
もちろん、男子と女子にはレベルの差があり、男子選手にとっては、追いついてしまってしっかり試走が出来ないと言う意見もあるかもしれませんが、女子も男子同様に日本のトップを決める日本最高峰のレースであり、女子エリートはスポーツクラスから勝ち抜いてきたライダーが走るクラスで、みんな難易度の高いコースを走りたいと言う気持ちはあります。それなのに、スポーツクラス、一般クラスと同じコースというのはおかしいと思います。
そして、何より私達が今回のレースで納得がいかなかったのが、レース当日の試走です。
普段エリート時間があり、女子もエリート時間に走ることが出来るのですが、今回はコースが違うと言う理由で、『男子エリート』の時間、『その他』の時間という風に分けられていました。
女子エリートクラスは『その他』に分類され、エリート時間に走ることが出来ませんでした。
コースは今回仕方ないとはいえ、女子エリートを全く無視したレース進行はいかがなものかと思います。
このような男子エリートしか考えていないレースは、一生懸命レースに参戦している女子エリートライダーに対して失礼ですし、私達女子ライダーのレース活動を応援してくださっているスポンサー様に対しても大変失礼だと思います。
男子とはレベルが違うとはいえ、女子もレースに対する意気込みは同じです。
私達を無視するレースは、今後一切して欲しくないです。
こういったことをレースレポートに書くべきではなかったかもしれませんが、私を含め女子ライダーが今回のレースで感じたことを少しでも多くの皆様にご理解頂ければ幸いです。
決して今回のレースを非難しているのではありません。今後より良いレースをしてもらいたい一心でこのようなことを書かせ頂きました。
Team FunFancy/INTENSE
末政実緒
レポート読ませて頂きました
女子の第一人者である 未緒さんが発言することはとても大事なことです
大会関係者が今年 この様なコース設定した理由は有るのでしょうが
私達 ギャラリーから見ても興醒めしてしまうものです(今回は見に行けませんでしたが)
ダウンヒルのレースで最高峰であるエリートクラスの走るコースでは無いと私も思います
実際はこのレポートを読んで初めて女子が男子と違うコースを走ったのを知ったのですが
主催者には女子エリートに対して敬意を持つべきだと
他のスポーツで男女に差別化を持った競技は無い筈です
同じフィールドで戦って初めて男子の凄さや女子の精悍さが解るのです
主催者、選手、ファンと皆で意見を出し合って
もっと素晴らしい大会に出来れば良いですね
コメント長くなりました
Mioちゃん世界選手権に全力投球してね
投稿情報: もとあき | 2007年8 月22日 (水) 02:22
私は今回、現場にいなかったので、なんとも言えませんが、末政さんのおっしゃる事が事実だとするととても残念です。所詮マウンテンバイクはマイナースポーツです。男子エリート、女子エリート、一般クラスに関わらず、参加した人見物した人達がまた来ようと思う運営をしていかなければ成り立たない小さな集まりです。予算や人員の事もあるので運営も大変でしょうが、忘れては大切な事だと思います。もとあきさんの言う通り、女子競技も無視していてはメジャースポーツにはならないですよね。
投稿情報: ポッキーナベイバー | 2007年8 月22日 (水) 12:56
ともあきさん、ポッキーナベイバーさん、書き込みありがとうございます。
エリート女子のレースが軽視されがちなのは残念ですが、私達女子ライダーもレベルの向上などやるべきこともたくさんあります。
これを機に、女子のレベルもレースも良くなればと思います。
みんなで頑張っていきたいと思いますので、暖かく見守っていてください!
投稿情報: mio | 2007年8 月22日 (水) 23:51
Jなんで、難易度あっての大会で?
クラスはどうあれ
「ここでも走っておけっ」って大会でしたよね!
女子エリートも当然ですが、
男子エキパーも可哀想・・・・・。
あれじゃ「ちょっとででみよかっ!」って感じ。
町内のカラオケ大会じゃね~つ~の!
富士見ではガマ越えさせてるクラスがあれじゃーね!
せめてシングルは通すべきだったので?
慢性すると、日本全体のレベルが下がるので。
男子がエリート上がって「走れないから簡単にして」
なーんて要望でるかも・・・・
女子が世界に行って「何じゃこれっ!」ってなるかも
マジやべ~~っ!
攻略せず、人の走りも見ず、愉しくインスペできたのは、初めてで~~す!
親爺の来年は
Fギアを 60Tあたりにして出る予定です!
デバイス? いらない!いらない!
STAFFは懸命に頑張って居たのは事実ですが・・
投稿情報: 親爺 | 2007年8 月24日 (金) 09:43
レポ読ませていただきました。
確かにコースに関しましては、同じように感じました。
ですが、なぜここで書いて、レース前日のミーティングに参加し、発言されないのでしょうか?唯一の連盟との公式のコミュニケーションの場です。予選後等は意味ありません。あまりにもそう感じましたので。もし不本意でしたら削除ください。
投稿情報: | 2007年8 月24日 (金) 20:29
みおちゃん白鳥お疲れ様!
かっこよかったです。
予選は一位で通貨してすごいです。
決勝はパンク残念です。
でもパンクしても四位なんて本当に凄いです。
みおちゃん次のイギリス?頑張ってね!!
やっぱイギリスとかでもイギリス語みたいのある?
私も行きたいです!
外国・・。
次の富士見のJ2はでますか?
私はでます。
白鳥成績悪かったし富士見で発揮しようかなぁ?
って思ってます。
投稿情報: サクラコ | 2007年8 月24日 (金) 20:39
mioちゃ~ん もとあきがともあきになってるんですがぁ~
細かいこと言うなて、、笑
実緒ちゃんを未緒ちゃんと間違えて打ち込んでたぁ
あいこだね 爆
ごめんなさいです
投稿情報: もとあき | 2007年8 月24日 (金) 20:54
親爺さん、
そうですね、staffの皆さんはレースを盛り上げるため、頑張っていましたし、コースデザインをされていたyansさんや丸山選手も、レベルを上げようと頑張ってらっしゃっていたのですが、ただいきなり大幅な改造だったので、私達はちょっと戸惑ってしまいました。
これを機に、レースも日本のレベルも↑↑すれば良いですね。
お名前がちょっと分からないのですが、チームマネージャーズミーティングの件で書き込みして頂いた方、おっしゃる通りです。
女子も出ているライダーもいるのですが、私を含め出ていないライダーが多く、それが私達の反省点です。
これからはちゃんと出席して、ちゃんと私達の意見を言いたいと思います。
しかしながら、今回のようにコースなどの意見は、前日のマネージャーズミーティングでは遅い場合があります。
その辺りの意見をどう伝えるべきか、今後の課題です。
サクラコちゃん、白鳥お疲れさま。
すっごく応援してもらっていたのに、決勝ではカッコいい所見せられなくてごめんね。
次イギリスである世界選手権頑張るね。
ちなみに、イギリスは英語だよ〜。
英語はちゃんと勉強しておいた方がいいよ〜(苦笑)
サクラコちゃんは、J2の富士見出るの?
頑張ってね!私はちょっと行けないかな…。
もとあきさん、名前間違ってしまってごめんなさい!!!
投稿情報: mio | 2007年8 月24日 (金) 22:22
ウイングお疲れ様でした。
個人的な都合で、拝見出来なかったので今更読んで書いてます。
レポ読ませて頂きました。
僕はギャラリーとして観戦させて頂いたのですが、大会として色々残念なトコロが有ったと感じました。
コースについては、大会運営の方々にもそれなりの事情があったのでしょうから仕方無かったにせよ、せめて女子のエリートタイムは設けても良かったんじゃ無いかとは思います。
次回はこの様な事について、あれこれ思わせる機会が無い様にあって欲しいと願うばかりです。
実緒ちゃんのパンクも残念でしたが、次のJでは表彰台の一番高いトコロに笑顔で立っている事を願ってます。
これからも応援しています。
頑張って下さい。
投稿情報: みっち | 2007年8 月26日 (日) 09:11
みっちさん、カキコありがとうございます。
今回のレース、私達も反省することがたくさんあったし、今思えばいい教訓になったなと思います。
これからライダーにも観客にもいいレースになれば良いなと思います。
そして、次はパンクせずに一番高い所に立てるように頑張りまーす!
投稿情報: mio | 2007年8 月27日 (月) 22:05