世界選手権のレースレポート、アップをすっかり忘れていました。
大会名:UCI Mountain Bike World Championships
場所:スコットランド・フォートウィリアム
日時:2007年9月3-9日
順位:4X5位、DH6位
バイク:4X(INTENSE Spider)、DH(INTENSE M6)
タイヤ:4X INTENSE SYTEM4(F), C.C(R) DH INTENSE DH2.5(F), Edge2.35(R)
2007年世界選手権はスコットランド・フォートウィリアムで開催されました。
ここフォートウィリアムは2002年以降毎年ワールドカップが開催され、毎年最も盛り上がるレースで、今年は世界選手権と言うこともあり今まで以上の盛り上がりでした。
4X
フォートウィリアムの4Xコースは2回走ったことがありますが、今回は今までよりもより長くなっていました。
傾斜はあまりなく、ダウンヒル系のコースというより、どちらかというとBMX系のコースでしたが、楽しいレイアウトになっていました。
路面は砂地でコーナーは柔らかくすぐに荒れてしまい、失速しやすくなっていましたが、雨が降ってもコンディションがあまり変わらなかったので、走りやすかったです。
予選は途中までは良かったものの、ちょっとしたジャンプでミスをしてしまい予選8位で通過。
*予選結果*
1位 ヤナ・ホラコバ
2位 メリッサ・ビョー
3位 ジル・キトナー
4位 アネケ・べーテン
5位 キャロライン・ブハマン
8位 末政実緒
今回決勝へは16人残り、1/4ファイナルからのスタートでした。
1/4ファイナルは予選1位のヤナ・ホラコバ選手と同じヒートですが、とりあえずは1、2番でゴールすればセミファイナルに上がれるので、ホラコバ選手の後ろに付いて走りました。
後ろの選手が転倒し、フロントタイヤが私のリアタイヤにあたり一瞬バランスを崩してしまいましたが、なんとか持ちこたえ2位でゴール。
セミファイナルは、1位のヤナ・ホラコバ選手、4位のアネケ・べーテン選手、5位のキャロライン・ブハマン選手との対戦でした。
スタートしてしばらく直線のジャンプを何個か越えた後、第一コーナーへと突入するのですが、イン側がメインでアウト側が一瞬遅いものの、出口でスピードに乗れるコーナーでした。
私はアウト側のコーナーをチョイス。コーナーを曲がって加速するぞって時に、イン側ライン争いではじき飛ばされたブハマン選手がよろけて私の方に寄ってきました。
こっちはスピードに乗って避けきれず、接触。私はなんとか持ちこたえましたが、ブハマン選手は転倒。
そして、接触のせいで前の2人を追いかけようとするものの、距離が開き過ぎて3位でゴール。
次は順位決定戦のスモールファイナルがありました。
対戦相手は、予選6位のジョイ・ゴア選手、予選10位のレイチェル・セドックス選手、そして予選5位のキャロライン・ブハマン選手でしたが、ブハマン選手はセミファイナルの時の転倒で負傷し、3人でのレースとなりました。
私はセミファイナル同様、アウト側のラインを選び今回は大成功。加速しイン側から来たライダーが飛べないジャンプを飛び一気に前に出ました。
そのまま前をキープして4Xは5位で終えました。
*決勝結果*
1位 ジル・キトナー
2位 アネケ・べーテン
3位 メリッサ・ビョー
4位 ヤナ・ホラコバ
5位 末政実緒
ダウンヒル
毎年ほぼ同じレイアウトだったダウンヒルコースですが、今回は前半部分は新しくなりました。
しかし、途中からほぼ同じでゴール前のジャンプの形が少し変わった程度でした。
天気が毎日あまり良くなかったので、コースコンディションはいつもウェットですが、砂地なのでそれほどヌタヌタにはならずドライタイヤのままで走ることにしました。
今回のレースからバイクがSOCOMからM6に変わり、リアショックのストローク量もリア剛性も上がり、今回のような岩の多いハイスピードコースにはピッタリでした。
<シーディングラン>
シーディグランは試走2日目の午後から始まりました。
1、2日と走り、だいぶバイクにも慣れてきたのですが、レーススピードになるとまだサスペンションのセッティングが合っておらず、リズムが崩れてばたついた走りになってしまい9位でゴールしました。
*シーディングラン結果*
1位 レーチェル・アサートン 5:30.20
2位 トレーシー・モーズリー +8.49
3位 エミリー・ラゴー +13.22
4位 トレーシー・ハナー +13.71
5位 サブリナ・ジョニエ +15.96
9位 末政実緒 +23.86
<決勝>
シーディングランから決勝まで2日試走があり、だいぶサスペンションのセッティグも良くなり、日に日にバイクが馴染んで行くのが分かりました。
決勝日、朝から天気が悪く雨が降ったり止んだり。
しかも、次第に風が強くなりスタート地点は暴風になっていました。
スタートして風の抵抗がどれほどか確かめながら走っていたのですが、ちょっとしたジャンプで風に煽られ転倒寸前でした。
その後、出来るだけ地面から浮かないように走り、風の抵抗がキツい前半を乗り切りました。
しかし、風の影響か速く走れていないような気がして、ちょっと焦ってしまい体力をだいぶ消耗してしまい、後半の傾斜の緩いシングルトラックはだいぶ走りが乱れミスが多くなってしまいました。
そしてラストのジャンプセクション、練習では飛べていたジャンプが疲れて頑張って漕いでも届かず、だいぶそこで失速、タイムロスをしてしまいましたが、なんとかシーディングランより順位を上げることが出来て、6位でゴールしました。
*決勝結果*
1位 サブリナ・ジョニエ 5:28.35
2位 レイチェル・アサートン +4.01
3位 トレーシー・ハナー +11.54
4位 トレーシー・モーズリー +19.41
5位 フィオン・グリフィス +19.86
6位 末政実緒 +20.27
今回からまたバイクが新しくなり、絶対に良くはなっている、今回のコースには合っているとは確信を持っていましたが、果たして乗りこなせるかどうかちょっと心配でした。
しかし、日に日に凄く乗りやすくなっていて、レース日にはより良い走りが出来るようになっていました。
そして、今までこのコースでは9位が最高だったので、今回の6位は自信につながる順位でした。
もちろん、この成績に満足せずさらに上を目指して頑張りたいと思います。
今週末はワールドカップ最終戦です。最後まで気を抜かずに、そして悔いの残らない走りをしたいと思います。
Team FunFancy/INTENSE
末政実緒
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