遅くなりましたが、ワールドカップ最終戦のレースレポートです。
大会名:UCI Mountain Bike World Cup#5
場所:スロベニア・マリボア
日時:2007年9月12-14日
順位:4X2位、DH9位
バイク:INTENSE Spider(4X), INTENSE M6(DH)
タイヤ:4X: INTENSE SYTEM4(F), C.C(R) DH: INTENSE DH2.5(F), SPIKE2.25(R)
今年のワールドカップもついに最終戦を迎えました。
最終戦の開催地は、2002年までワールドカップの定番開催地だったスロベニアのマリボア。ここマリボアは、私が2000年に初めてワールドカップのDHに出場した場所であり、私が2002年初めてワールドカップにフル参戦した年に走った思い出のコースです。
4X
今回の4Xコースは、どちらかというとダウンヒル系のレイアウトでした。
スタートして段差、小さなジャンプを越え、その後路面が荒れたオフキャンバーのコーナーが2つ続き、その後小さなジャンプ、木の根、ウォールライド、階段状の段差や大きいジャンプ等があってゴールと言った感じのコースで、路面が柔らかく、小石が多くて荒れていて走りにくい以外は、あまり難しくはなく、そしてあまり抜くチャンスのないコースでもありました。
予選は、スムーズには走れたのですが、ラストでシフトミスでコーナーの立ち上がりが重いギアのままになってしまい、そこでのタイムロスが少しひびいたのか6位でゴール。
*予選結果*
1位アネケ・べーテン
2位ジル・キトナー
3位ヤナ・ホラコバ
4位メリッサ・ビョー
5位フィオン・グリフィス
6位末政実緒
決勝は1/16(クォーターファイナル)からのスタートでした。
第1ヒートは、予選3位だったホラコバ選手の後ろを付いて走っていましたが、後半の大きいジャンプを過ぎての所で思いがけずパスすることが出来て、1/16のファイナルは1位で通過。
第2ヒート(セミファイナル)は、予選2位のジル・キトナー選手、3位のヤナ・ホラコバ選手、予選7位のマリエル・サナー選手との対戦でした。
第1、2コーナーで上手くパス出来ればと思っていましたが、上手くいかずホラコバ選手、キトナー選手を追いかける形になりました。
そして、木の根があるセクションで前を走っていたキトナー選手が木の根に滑り、少しラインを外した所をすかさず抜き、2位に上がりました。
その後第1ヒートと同じように、ホラコバ選手の後ろを走っていると、同じようにジャンプ後にパスすることが出来て、ファミファイナルも1位通過し、決勝に進出。
決勝は、予選1位のアネケ・べーテン選手、3位のヤナ・ホラコバ選手、4位のメリッサ・ビョー選手との対戦でした。
3人ともBMX出身なのでスタートで私が一番前に出るのが厳しそうだったし、予選順位が一番下の私はレーンチョイスが出来ず一番合アウトのレーンだったので、第1コーナーで上手くアウトからインに入り、早めに第2コーナーに入る準備をすることにしました。
スタートすると思った通りの展開になり、私は落ち着いて様子を見ながら第1コーナーを抜け、第2コーナーに入る準備をしました。
少し第1コーナーを慎重に走り過ぎて出遅れているのでは?という感じが少ししましたが、第2コーナーでライン争いでホラコバ選手とビョー選手が絡み、アウトに流れていった所をすかさずインに入り、べーテン選手の後ろに付きました。
ほとんど抜くポイントがないので、後ろに付いて様子をうかがい、いつもホラコバ選手を抜いていた場所がラストチャンスと思いそこにかけました。
しかし、そこは少し林の中にあり、ナイターレースにも関わらずライトがなく林の中が真っ暗になっていて、一瞬インに入るラインが見えず戸惑って抜くタイミングが一瞬ずれてギリギリ抜けず、そのまま2位でゴール。
ちょっと惜しい結果でしたが、今季4X最高位の2位を獲得。そして、ランキングは4位から今回で3位に上がり、今シーズン4Xは総合3位になりました。
DH
林の中のシングルトラックがコースの90%ぐらいを占めるぐらい、シングルトラックが多いコースでした。
しかも、漕ぐセクションは少なくハイスピードでコーナーが続くシングルトラックで、シングルトラックは木の根が貼り巡っていてかなりテクニカルなレイアウトでした。
コースとの相性はいい感じだったので、練習ではかなり良いペースで走れていて、良いイメージで試走を終えることができました。
しかし、レース当日の朝の試走からコースの荒れがひどくなり、徐々に走りのリズムが狂い始めてしまいました。
予選は、落ち着いて走って少し余裕が残っているぐらいでしたが4位で通過しました。
*予選結果*
1位レイチェル・アサートン 3:19.50
2位トレーシー・ハナー 3:25.98
3位トレーシー・モーズリー 3:28.94
4位末政実緒 3:31.32
5位フロリアン・ペジン 3:31.59
予選の感じだともうちょっとペースを上げて走れそうな気がしたし、少しペース上げてタイムを縮め予選より良い順位を出そうと思っていました。
前半は良いペースで走っていけていたのですが、後半でリズムが完全に崩れしまい、予選より攻めたにも関わらず予選とほぼ同じタイムでゴールしてしまい、結局9位に終わりました。
そして、ワールドカップランキングは過去最高の7位でシーズンを終えました。
*決勝結果*
1位レイチェル・アサートン 3:16.27
2位トレーシー・モーズリー 3:24.90
3位トレーシー・ハナー 3:25.60
4位フロリアン・ベジン 3:26.07
5位ヘレン・ガスケル 3:27.07
9位末政実緒 3:31.99
今年のワールドカップシーズンもこのレースをもって終了です。
今シーズンが始まるまでは、一体どうなるのだろう?と言う不安でいっぱいでしたが、終わってみると4Xは総合3位、DHは総合7位と充実したワールドカップシーズンだったなと思います。
そして何より、今年はケガなく終えられたのが何より良かったなと思います。
今年ワールドカップで充実したシーズンに出来たのも、FunFancyの世良社長、そして遠征でお世話なったMS-INTENSE FACTORY RACING TEAMのおかげです。
本当に心から感謝したいと思います。ありがとうございました。
そして、今までになく手応えのあるワールドカップシーズンだったので、来年はさらにレベルアップしてワールドカップに挑んでいければと思います。
ワールドカップシーズンは終わりましたが、まだ日本でジャパンシリーズ最終戦瀬女大会、スキージャムでのMt. JAM MTB GAMESが残っています。
ワールドカップで培ったライディングが見せられるよう、最後まで気を抜かずに頑張りたいと思います。
納得いく結果でシーズンを終えてヨカッタですね!あとは国内で暴れてください・・・。
話は変わりますが、冬季シーズン中に南半球あたりで、1週間ほど走りたいのですが、どこか良い常設コースあるところ知りませんか?出来ればニュージーあたりに行きたいのですが・・・・。FRSのおやじ1号もお誘い中で、「いけるかな~?」って言いながら想像してるのか顔は微笑んでいました。
追伸、9月29日30日はガレガレセナが走れま~~す。
投稿情報: R15親爺 | 2007年9 月26日 (水) 09:51
R15親爺さん、こんにちは!
あとは国内のみでございます。
しかも、北陸!!これは暴れるしかないですね(笑)
南半球ですか〜!良いですね〜。
オーストラリアだったらスレドボーってところが有名な常設コースみたいです。聞いた話しだと4,5kmあって、富士見っぽいみたいです。
NZはあんまり知らないんですが、BikeDailyのNZ特集で常設コース紹介されてたと思います。
http://www.bikedaily.net/2006/12/30210225.php
もちろん、1号は行く気満々なんじゃないですか???(笑)
瀬女ってガレガレなんですか?って毎年っか〜。
コースって変更になったんですかね??
投稿情報: mio | 2007年9 月28日 (金) 13:51
情報有難うございます!
最終の死刑台に変更あり。
長さは変わらないと思います。
明日から、コース整備とマーシャルにてINする予定です。
詳しくはBLOGにUPさせます。
僕の前歯しりませんか?
投稿情報: R15 親爺 | 2007年9 月29日 (土) 20:57
どういたしまして〜。
もしNZに行くのなら、日本在住のNZ人の友達にも情報聞けますので〜。
瀬女の死刑台(笑)、変更あるんですね。
あそこホント下りるの勇気いりますからねぇ。
ところで、前歯大丈夫ですか!!
ブログみてビックリでした。もしかして、富士見の落とし物箱に入ってたりして(苦笑)
投稿情報: mio | 2007年10 月 2日 (火) 14:52