大会名:2008年アジア選手権大会
場所:ネパール・カトマンズ
日時:2008年11月9日
順位:DH1位
バイク:INTENSE M6
タイヤ:INTENSE FROlite Edge2.35(F,R)
2008年のアジア選手権は、ネパールで開催されました。
ネパールと言えば山、トレイル天国と呼ばれているほどトレイルが多く、マウンテンバイカーも多く訪れているそうですが、こういった国際大会が開催されるのは今回が初めてで、ダウンヒルに関してはネパール初の大会でした。
会場はカトマンズ近郊のチョーバルと言う村で、ダウンヒルのスタート地点には有名なお寺があり、山というより小高い丘のような所にコースが作られていました。
コースの全長は約1.5kmと短く、スタートしてすぐはお寺の参道のような階段を下り、その後は丘を右、左と横切るレイアウトで、所々ドロップオフのような自然の段差を下りながらほぼ平らなガタガタ道を何度か折り返しながら走り、最後はバサバサの石まじりの砂地の下り、ドロップオフを下りてゴール。
途中、今回の為に作ったと思われる横断する道が崖っぷちで、少しスピードも出るのでそこが危険ポイントでした。
コースウォーキング時、もちろん歩くだけで走る事が出来ないのですが、なぜかほとんどの国のライダーが走っていました。
この辺のあたりがアジアだなと感じました。しかし、コースの難易度はそれほど高くなく、決勝でいかに漕げるかが勝負になると思い,日本チームはコースウォーキングのみで終えました。
練習日は2日あり、2日目はクロスカントリーレースの都合で練習時間が1時間半ほどしかなく、搬送も各国チーム1台ずつ小さなピックアップトラック1台しか支給されず、日本人チームのライダー4人を搬送するのは効率が悪いので、日本チームで大きなピックアップトラックを借りて頂き、現地で出来る限りの万全な体制で練習、レースに挑む事が出来ました。
コースはラインがほぼ1本でライン取りを悩む必要がなかったので、練習ではコースのリズムを掴む程度に抑えました。
*シーディングラン*
決勝のスタート順を決めるシーディングラン、決勝に備え少し余裕を残しながら走ることにしましたが、無事9秒差でシーディング1位で通過。
1位末政実緒(日本)
2位飯塚朋子(日本)
3位Cheng Shih Hsuan(台湾)
*決勝*
決勝前しっかりとウォームアップをしていざスタート。
脚もよく回り順調に走っていましたが、途中細い道を漕いでいると壁にペダルをぶつけバランスを崩しコースアウトしそうになりましたが、なんとか持ちこたえることが出来ました。
その後コースアウトして崖にでも落ちるとかなりのタイムロスをしてしまうので、少し抑え気味に走りミスもなくゴール。
他の2選手が転倒していたこともあり2位と19秒差で、8度目6年連続のアジアチャンピオンになりました!
そして、日本チームは見事DH男女とも1-2フィニッシュを達成しました。
1位末政実緒(日本)
2位飯塚朋子(日本)
3位Cheng Shih Hsuan(台湾)
今シーズンもアジア選手権をもって無事終了しました。
今シーズンは良いレースもあり、あまり良くないレースもありと波がありましたが、少しずつ確実に階段は上がり続けていると感じられました。
来年は日本は全日本10連覇のかかる節目の年であり、ワールドカップもMS-INTENSE Factory Racing Team2年目と重要な年、来年充実したシーズンが送れるよう、オフシーズンは一日一日を大切にし地道に努力を積み重ねたいと思います。
2008シーズン、本当に応援ありがとうございました!
MS-INTENSE Factory Racing Team/FFC
末政実緒
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