大会名:JCF全日本選手権大会
場所:石川県瀬女高原スキー場
日時:2006年7月14日〜16日
順位:DH1位、4X2位
2006年度の全日本選手権は石川県瀬女高原スキー場で開催されました。
今年はダウンヒル7連覇がかかった大会なので、ワールドカップとはまた違った気持ちで臨みました。
そして今回は、4X(4クロス)もあったのですが、ダウンヒルの試走スケジュールと4Xの試走スケジュールが重なっており、出場しようか迷ったのですが、少しでも女子のレースが盛り上がればと思い、ダウンヒルに差し支えない程度に走る事にしました。
<4X>
4Xのコースは、スタートしてしばらくは直線で、小さいジャンプやウェーブを抜け、その後バームが2つ続くという、あまり展開がなくスタートゲートでほぼレースの勝敗が決まるコースでした。
ダウンヒルの練習を早めに切り上げ、4Xの練習に向かいましたが、スケジュールが重なっているせいであまり4Xの練習時間もないまま、予選が始まりました。
予選はイマイチスピードが乗らずコンマ数秒差で2位で通過しました。
*予選結果*
1位 鴨下美穂
2位 末政実緒
3位 飯塚朋子
第1ヒートは人数の関係で3人でのスタートでしたが、無事1位通過し、決勝へ。
決勝ヒートは、あまり良いスタートが切れず、コース中盤のウェーブまで鴨下選手と横一列にほぼ並ぶ形となってしまいました。そして、ウェーブの入り口がスムーズなラインとそうでないラインがあり、強引にスムーズなラインに入ろうかと思ったのですが、あまり強引に入ると進路妨害になり転倒しかねないと思い、そのままスムーズでない方のラインに入り、一気に失速。そのまま2位でゴールしました。
*決勝結果*
1位 鴨下美穂
2位 末政実緒
3位 飯塚朋子
<ダウンヒル>
コースは全長3650m。昨年とほぼ同じで、数カ所レイアウトを変えてある程度だったので、今回4Xの試走、レースでダウンヒルの練習時間が限られている私にとっては、とても助かりました。
天候は試走1日目から雨が降ったり止んだりで、コースコンディションはドロドロでしたが思っているよりは滑らず、そして、コースもほとんど覚えていた事もあり、少ない練習時間でも良いペースで走る事が出来、レース日に備えました。
レース当日は大雨。コースは泥が雨で流れ逆に走りやすくなっていましたが、泥が流れたせいで埋まっている石が顔を出している状態でした。
予選、あえて決勝に近いペースで走り、グリップ感等を確かめました。
途中、シングルトラックが大きく掘れていて一瞬止まってしまいましたが、それ以外は目立ったミスもなく、路面も思っていた以上にグリップしていたので、良いペースで走る事が出来、1位で予選を通過しました。
*予選結果*
1位 末政実緒 6:36.86
2位 飯塚朋子 +2:09.86
3位 池田恭子 +2:39.68
決勝が始まる頃には雨が少し小降りになっていましたが、路面は予選より荒れていて掘れているし、泥も予選より少し重く滑りやすくなって走りにくくなっていたので、シングルトラックは確実に走り、ハイスピードセクションは攻めて走りました。
シングルトラックは少し慎重に走り過ぎているかな?と思うぐらいのスピードでしたが、そのおかげでミスなく走り予選より1秒縮め1位でした。
*決勝結果*
1位 末政実緒 6:35.91
2位 飯塚朋子 +1:48.41
3位 池田恭子 +2:26.35
ダウンヒルは無事7連覇を達成する事が出来ました。
そして、去年まで男子の予選に通るか通らないかぐらいのタイムでしたが、今回予選も通過するタイムでしたし、決勝でも18位ぐらいに相当するタイムだったので、とても自信につながったレースでした。
この調子で世界戦では良い走りが出来るよう、練習を続けたいと思います。
応援ありがとうございました。
ブラジル大会のレースレポート、書いておきながらアップ忘れていました…。
大会名:ワールドカップ第5戦
場所:ブラジル・カンブリオ
日時:2006年6月30日〜7月2日
順位:予選6位、決勝9位
ワールドカップ第5戦は、南米ブラジルで開催されました。
昨年初めてブラジルでワールドカップが開催され、今年で2度目ですが昨年は出ていないため、私にとっては初南米ワールドカップとなりました。
ちょうど同じ時期にサッカーのワールドカップでブラジル戦があったので、どちらかというとそちらの方が盛り上がっているような気もしましたが、熱狂的なMTBファンも多く大変盛り上がったレースでした。
レース会場はもちろんスキー場ではありませんが、ジャングルのような丘で観光用でゴンドラがありました。
コースは全長1.4kmと短めですが、あまり傾斜はなく漕ぎや登り返しもあったので、距離以上に疲れるコースでした。
そして、コースの途中には石のドロップオフが数カ所あったり、ジャンプが作ってありワールドカップのコースになっていましたが、せせこましいシングルトラックは日本のコースに近い感じでした。
試走1日目の前日に雨が降っていた影響で、1日目はかなり滑りやすい路面になっていて、タイヤをマッドタイヤにして練習を始めました。
難易度はそれほど高いコースではないので、1日目からシングルトラックはそつなくこなす事が出来たのですが、コース中盤にある大きなダブルジャンプ2つが1つ目しか飛べず、そしてゴール付近にある道越えジャンプが飛べずに1日目が終了してしまいました。
2日目は、雨の予報だったものの天候は晴れ、コースは徐々に乾いてきました。1日目に飛べなかった道越えジャンプもチャレンジして飛べるようになり、もう一つ1日目に飛べなかったダブルジャンプも徐々にいけるようになりました。
そしてレース当日、レース当日が一番天気が悪いと聞いていましたが、朝から快晴。コースも完全に乾いていたのでドライタイヤに交換して朝の試走を2本済ませました。
予選は細かいミスやラインを数カ所外してしまいましたが、良いペースで走る事が出来て6位でゴールしました。
*予選結果*
1. Tracy Moseley 2:40.95
2. Rachel Atherton +1.32
3. Sabrina Jonnier +1.61
4. Emmeline Ragot +3.73
5. Helen Gaskell +5.18
6. 末政実緒 +5.51
予選ではコンマ数秒で5位までいけるタイムだったので、決勝では予選よりももっとペースを上げて走る事にしました。
前半、中盤と一瞬ヒヤッとする場面はありましたが、良いペースを保って走れていたのですが、終盤の細かい切り返しでコーナーを曲がった瞬間、リアタイヤが滑り始めました。なんとか持ちこたえようとしたのですが、耐えられず転倒してしまい、結果9位でゴールしました。
*決勝結果*
1. Rachel Atherton 2:38.25
2. Sabrina Jonnier +0.72
3. Tracy Moseley +2.62
4. Helen Gaskel +3.02
5. Emmeline Ragot +3.66
9. 末政実緒 +11.51
今回はコースとの相性も良く、かなり攻めて走る事が出来ていたのですが、自分の持っているスキルの限界を超えてしまい、その結果転倒してしまいました。
あともう少しでという所だったので、今回はかなり悔しいレースになってしまいましたが、今年のレースの中では一番攻める走りが出来ました。
ワールドカップは後残り1戦となってしまいましたが、その前に世界選手権もあるので、それまで自分の限界スピードを上げられるよう、練習を続けたいと思います。
次のレースは、全日本選手権です。7連覇がかかったレースなので、確実に走って結果を残したいと思います。
大会名:UCIマウンテンバイクワールドカップ第4戦
場所:カナダ・モンサンタン
日時:2006年6月22日〜24日
順位:予選29位、決勝17位
ワールドカップの定番コース、カナダ・モンサンタンでワールドカップ第4戦が開催されました。
コースは全長3.2kmと他のコースに比べると長く、ハイスピードセクションがメインで所々にシングルトラックがあり、路面は岩だらけで腕が疲れるコースでした。
試走1日目は朝からあまり天気が良くなく、午後からは大雨でコースが川になってしまい、コースが一気荒れてしまいました。しかも、レース日の天気は晴れの予報だったので、1日目はコースを覚える程度にとどまりました。
2日目は晴れましたが、前日の雨で午前中は滑りやすい状態でした。雨用タイヤも試しましたが、思いのほかコースの乾きが早くすぐにドライタイヤに替え練習を続けました。だんだんとコースやラインも覚え、スピードも上がってきたのですが、それと同時にコースが乾きどんどんとスピードも出やすくなり、埋まっている岩も1日目の雨でたくさん出てきていて、パンクのリスクが高くなってきて、2日目の最後でパンクをしてしまいました。少し空気圧を高くし次の日のレースに備えました。
レース日は雲一つない晴れ。ハイスピードセクションは完全にドライで、シングルトラックは水がしみ出している所はあるものの、ほぼ完璧なコンディションの中レースが行われました。
予選前に2本試走しましたが、思い通りに走れ良い感じで予選に挑む事が出来たのですが、練習よりかスピードが上がっていたのか、スタートして数百メートルの直線で前後のタイヤがパンクしてしまいました。もちろん、まともに走れる状態ではなかったのですが、もし出走数が30人以下の場合はゴールさえすれば決勝に行けるので、あきらめずに最後まで降りる事にしました。
1. Tracy Moseley 5:30.14
2. Sabrina Jonnier +8.55
3. Marielle Saner +8.58
4. Rachel Atherton +13.84
5. Helen Gaskell +19.46
29. 末政実緒 10:16.88
幸いにも予選出走数が29人だったので、決勝に残る事が出来ました。
予選よりも少し空気圧を高くして決勝を走り、前半はシングルトラックで少しミスはあったものの、ハイスピードセクションでは良いペースで走っていました。しかし、中盤のハイスピードセクション辺りでまたフロントタイヤをパンクさせてしまい、決勝は17位に終わりました。
1. Sabrina Jonnier +5:25.22
2. Tracy Moseley +2.15
3. Marielle Saner +8.05
4. Rachel Atherton +13.01
5. Emmeline Ragot +15.57
17. 末政実緒 +41.65
まさか予選、決勝ともパンクするなんてと思いましたが、これをきっかけにもっと加重抜重を意識して、空気圧が高くてもグリップさせる乗り方、パンクのリスクの高い場所のこなし方をもっと上手く出来るようになればと思います。
次はブラジル大会です。初めてのコースですが、全力で頑張りたいと思います。
Team OKAWA
末政実緒
大会名:UCIマウンテンバイクワールドカップ第1戦
場所:スペイン・ビーゴ
日時:2006年5月5〜7日
順位:予選12位、決勝9位
2006年ワールドカップシーズンはスペイン・ビーゴより開幕しました。
昨年から新たなワールドカップ開催地になったビーゴですが、さすがラテンの国スペインだけあって、試走日から観客が多く、レース日は大変盛り上がっていました。
ここビーゴのコースは、スキー場ではなく自然公園のような場所ですが、全体的にハイスピードで急斜面の岩盤セクションや道越えジャンプやシングルトラック等があり、ワールドカップにふさわしく難易度の高いコースになっていました。
しかも、土質は乾燥していてパフパフで滑りやすく、土の中に石が隠れているので、全く油断出来ないコースでした。
今年からレーススケジュールが大幅に変わり、男子トップ80、女子トップ30だけの試走時間と、それ以外のライダー試走時間に分かれ、その分試走時間が短くなり、予選は決勝の前日に行われる事になり、いかに短時間でコースを攻略出来るかも重要になりました。
今回のレースが私にとっては初レースで、しかもこんなハードなコースは去年のワールドカップ最終戦以来だったので、身体がイマイチついて来ていなかったのですが、短時間勝負の試走だったので、何となく気が焦ってしまっていて、しょっぱなからとばし気味。身体とバイクのリズムが合わず転倒を繰り返し、2日目の試走1本目では転倒した拍子に指を痛めてしまいましたが、ハンドルを握るのは大丈夫だったのでそのまま練習を続けました。その後始まった予選は、今まで普通に行っていた所でラインを外し、そのせいでフロントタイヤが滑り転倒してしまい、12位でゴールしました。
1.Sabrina Jonnier 2:50.704
2.Marielle Saner +2.282
3.Rachel Atherton +3.363
4.Bemardita Pizarro +3.607
5.Vannesa Quin +5.144
12.末政実緒 +15.897
試走2日間であまり良い感触を得る事が出来ないまま決勝日を迎えたのですが、コースが2日間で荒れて走りにくくなり、より攻めるのが怖くなってしまいました。
しかも、女子スタート1時間前から雨が降り始めてしまいました。女子スタート10分前ぐらいには止んだのですが、どのぐらい路面が湿っているのか気にしながらスタートしました。
元々乾燥した土質なので、それほど路面は変わっていなかったのですが、所々滑りやすくなっていたし、岩盤セクションでは石が濡れているのを見ると、ついつい慎重になりすぎてしまい、イマイチ攻めきれないままゴールし、トップと10秒差の9位でした。
1.Tracy Moseley 2:50.839
2.Sabrina Jonnier +1.765
3.Emmeline Ragot +2.369
4.Celine Gros +4.298
5.Rachel Atherton +4.772
9.末政実緒 +10.017
今回開幕戦にも関わらず、ケガ人が多く出たレースでした。
いきなりのハードコースでリズムが全然つかめなかったし、気持ちだけが空回りしてしまっていましたが、とりあえずは開幕戦を無事終える事が出来たので、これから徐々にハードなコースに慣れて良い走りを出来るようにしたいと思います。
お待たせしました、2006年度の体制が整いましたので、発表したいと思います!
今年度は、普段からトレーニングでお世話になっている、ストロングス代表大川社長のご支援、そしてスポンサー皆様のご協力により、ワールドカップ全戦に参戦する事が可能になりました。
大川社長を始めご協力して頂いたスポンサーの皆様に、心よりお礼申し上げます。
再びワールドカップ全戦に参戦するチャンスを無駄にしないよう、一戦一戦を大事に走り、ワールドカップ、世界選手権大会の表彰台に立てるよう、精一杯頑張りますので、今年も応援よろしくお願いします!
2006年4月15日
*大川組*
末政実緒
チーム名:Team OKAWA(国内:大川組)
*メインスポンサー*
STRONG-S
http://www.strong-s.com/index.php
SEGA SAMMY
http://www.segasammy.co.jp/japanese/index_text.jsp
*機材スポンサー*
SANTA CRUZ(バイク)
http://www.aandf.co.jp/superbicycle/scb/
OGK(ヘルメット)
http://www.ogkhelmet.com/top.html
OAKLEY(アイウェア、レースウェア、レースシューズ)
http://oakley.com/
MAVIC(ホイール)
http://www.mavic.com/
EASTON(ハンドルバー、シートポスト)
http://www.eastwood.co.jp/
Snap-on(工具)
http://www.snapon.co.jp/
MANITOU(フロントフォーク)
http://www.aandf.co.jp/superbicycle/manitou/
CHRIS KING(ヘッドセット)
http://www.chrisking.com/
SDG(サドル)
http://www.aandf.co.jp/superbicycle/sdg/
DAINESE(プロテクター)
http://www.dainese.com/pre.asp
the(フェンダー)
http://kuwahara-bike.com/nowhp/html/the/mtb_home.html
e-thirteen(チェーンガイド)
http://www.e13components.com/
LEO TANIMOTO(ソックス)
http://www.leotanimoto.jp/
RINGOROAD(バイクメンテナンス)
http://www.ringoroad.com/
SKI JAM(トレーニングコース)
http://www.jamresort.jp/index.html
SIDEWINDERS(ヘルメットペイント)
http://www.team-sws.com/
Works-1(ジャージプリント)
Peach John(4月まで)
*出場予定レース*
5/5-6ワールドカップ第1戦スペイン
5/13 Lisbon Downtown
5/20-21 Scottish Downhill series#2 Ae Forest
5/27-28ワールドカップ第2戦スコットランド
6/3-4ワールドカップ第3戦ドイツ
6/24-25ワールドカップ第4戦カナダ
7/1-2ワールドカップ第5戦ブラジル
7/15-16全日本選手権石川大会
8/26-27世界選手権ニュージーランド大会
9/2-3ジャパンシリーズ第3戦岐阜大会
9/8-9ワールドカップ最終戦オーストリア
9/15-18アジア選手権ベトナム(予定)
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